もしも高校野球のマネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら読了

今更感があるが、GWを利用して読了したので感想とかづらづら書いとく。

才能ではない。真摯さである。

まず、みなみの立ち位置を理解するところから始めるとすんなり(というかおもしろく)読み進められることができるだろう。
ポイントとしては何点かあるとおもう。これらは冒頭に書いてあるワケでもないので読み進めて行くうちにわかる。

  1. みなみの野球への気持ち
  2. みなみは最初から野球部のマネージャーではなかったこと
  3. マネージャーになった理由
  4. みなみ、夕紀、次郎の関係
  5. 各部員の特徴

予想外だった点はいくつかあるがやはり「単なるハッピーエンド」ではないということだろうか。

結構感動した部分もいくつかあって例えば序盤のキーマンである(と思う)エースの慶一郎に関するところ。
これは野球少しでもやってるとさらに気持ちがわかってくるのでいいかな。


「単なるハッピーエンド」ではないというのは夕紀のところになるのだが
twitterの公式アカウント*1でアニメ化の話もありますとかたしかいっていたのであえていうと
アニメでラストシーンを泣かずに見ることが果たしてできるのかな。と心配になった。

祐之助が最後にみなみのプレーを再現したことも相成って夕紀の存在感が
最後になって一気に増すところでますます思い出してしまう。

ここで次郎がでてくるあたりにこのみなみ、夕紀、次郎の関係性がすごい際立った。


あとは、よく恋愛沙汰に発展しなかった(させなかった?)なと思った。

俺的名言集

仕事がすべてではないが、仕事がまず第一である。

専門家は専門用語を使いがちがちである。専門用語なしでは話せない。
ところが、彼らは理解してもらってこそ初めて有効な存在となる。

仕事を生産的なものにするには、四つのものが必要である。すなわち、
1.分析である。仕事に必要な作業と手順と道具を知らなければならない。
2.総合である。作業を集めプロセスとして編成しなければならない。
3.管理である。仕事のプロセスのなかに、方向づけ、質と量、基準と例外についての管理手段を組み込まなければならない。
4.道具である。

その立場の人間が、結果ではなくプロセスを大切にするというのは、やっぱり真摯さに欠けると思うの

まとめ

すんなり読めてしまうので文章をあまり読まないような人でも一気に読める。

企業経営と比べると、高校野球は自分達の視線により近い物で飲み込みやすいし
なおかつ野球に興味のある人はよりいいと思う。


マネジメントを学ぶという観点でみると触れるくらいのイメージでいた方がいいかもしれない。
これで本格的にマネジメントを学ぶというのはどうかと思うが入門にはいいんではないか。


文乃ちゃんがかわいい。感想みたいの書くの恥ずかしいね