Xbox360版 マブラヴ、マブラヴオルタネイティヴ 感想/レビュー

ネタバレだらけだと思う。ちょっとしっかり書いてみる
asin:B005APXT8A:detail

マブラヴ/マブラヴアンリミテッド

印象に残っているのはやっぱりアンリミテッド以降の並行世界の話になる。
けど、それはマブラヴエクストラ(以下マブラヴ)あってのストーリーになるのがなぁ。


マブラヴはオーソドックスな学園ADVというようなその位のイメージしか持ててない。
君が望む永遠をプレイ(中途半端にプレイしている点はどうかとおもうが)している身としては
やはり涼宮茜がでてきた時点でちょっとニヤッっとするところはあった。


この世界観で構築された白銀武とその周りの人間関係について後でいやと言うほど考えさせられるので…
個人的には彩峰のルートがよかった気はする。


あと、栗林みな実の曲はとてもいいと思いました。曲は前から聞いているんだけど
やっぱりやると違うなぁ


ひとつまず予想外だったのはアンリミテッドの存在
マブラヴという作品とマブラヴオルタネイティヴという作品に関しては認識していたんだけど
アンリミテッドがマブラヴに含まれているのは全然しらなくて驚いた。


何をするのかと思いきやオルタネイティヴに移る前の設定の植え付けとフラグ建てをやりやがり
わくわくしかしない状態でオルタに入れた点も非常にでかい。

あいとゆうきのおとぎばなし

なんでJAMProjectがOP/挿入歌歌っているのかその疑問がとけた気がする。


未来への咆哮が至高すぎてアンリミテッドでの高揚感と合わさってとてもよい。


またしょっぱなでループ物(プレイヤー自身が体感することではないのかもしれないけど)であることを意識させる場面があってそれはよかったな。
これと後に出てくる電子レンジ+プレスタ2(PS2のパロ)でタイムマシンのような物を夕呼先生が作って白銀武を並行世界に送り返すところが合わさって
どう考えてもシュタインズゲートしかでてこない。


さらに夕呼先生がマッドサイエンティストの呼び名を語っているし、ループ物お得意の量子力学論も至るところにでてくる。
シュタインズゲートとか紫色のクオリアあたりがでてくるところだ。
ループ物の原点とも言える作品は以前にもっとあったであろうが残念ながらにわかなのであんまり印象に残ってるのがない。
その心情で見るとオルタが近年のループ物の基礎みたいなところを作り上げているのかなぁとおもってしまった。


大体、ループ物っていうのはループを主軸に物語が組み立てられていて、オルタでも主軸にある(はず)なんだけど
それ以上の内容が詰め込まれていて圧倒的ボリュームとはこのことかと思うほどであった。
本気で土日とりかかったのに軽く20時間かかるとは思わなかった。(結構早く読んでるつもりなのでもっとかかるのかも)


あと、外せないのが戦術機。戦術機のかっこよさは異常。Nitro+でデモンベインのメカデザインをやっていた人が関わってるようだ。
何かとNitro+は名作に関連しているなと思う。もっともっとNitro+やっていかないとなぁと再認識(鬼哭街、カオスヘッドくらいだし)
不知火、武御雷のかっこよさはやばい。特に武御雷の専用機はかっけーなぁ。


12・5事件までの序盤は白銀武が、アンリミテッドで経験した事を頼りに未来を改変していく(オルタネイティヴ5)を阻止する為の行動がメイン、
かつアンリミテッド時の能力を引き継いでいる武のいきいきした感じがよいな。
全然最強主人公じゃない。最弱と最強をいったりきたりしてる感じだ。
オルタネイティヴ5は阻止しなければならないが未来を変えすぎるとオルタネイティヴ4そのものが失墜してしまう可能性と
微妙なところでの駆け引き。それは夕呼先生のいるところが大きいのだろう。
基本的にループ物は当人一人が遭遇して解決していく物のイメージがある。
マッドサイエンティストである夕呼先生があんな感じのものいいで伏線はりつつ、冷静に分析解説するのは新鮮だった。

というか夕呼先生あそこまでメインキャラな立ち位置になるとはマブラヴのときは思わなかったぞ。


12月5日いわゆる12・5事件において初の実戦を行うわけだが国連軍と日本軍のやりとりはなんかちょっと思うところがあったな。
ゲームの影響をうけて現実に即時反映したりそういったことはしないがアメリカ軍の物言いと日本国の話のあたりなど
なんだか現在の日本にも少し重なるところがあるなぁと思ったんだよなぁ。

この人類滅亡の危機に極東防衛の要衝たる自覚もなく……
無意味な内戦に突入し、貴重な戦力や時間を浪費している愚かな国家……
それが君たちの国、日本だ

アメリカ軍がネイティブな英語で会話してたけど、ADVであんまり英語を聞いたことが無い気がする。


12・5では結局207小隊の大活躍で幕を閉じる。その後にくるからこそまりもちゃんのところのダメージもでかいんだろうなぁ。
ここがいわゆるプレイヤーがBETA…ってなるはじめのところ。規制対象となっているところだとおもう。
ここからの夕呼先生の主役っぷりはオリジナルエイブ行くまで続く。
並行世界を跨ぎ始めるとまた話はどんどん欝な感じに。


そして行き来して並行世界に戻るときのJAMの挿入歌はやばいですね。


こっからA-01部隊と00ユニットの話になるのだけどA-01部隊のメンツふざけてる。
君のぞしかしらんけど遥と水月いたら吹くだろうが。
そして純夏も登場。これでメンツはそろうわけだ。
霞が引っ張ってきた伏線も回収して因果導体のあたりも解説が進む。


伊隅大尉には本当に世話になった。まずBETAとハイブの解説。
こんなの詳細まで説明するゲームあったかなぁ?

―死力を尽くして任務にあたれ!
―生ある限り最善を尽くせ!
―決して、犬死するな!

甲21号作戦
BGMが熱すぎるというかマッチしすぎていてずっと興奮してた。


横文字が好きな厨二(俺のような)人はもっと楽しめるだろう。
基本的に戦術用語は当て字の漢字をよまずに会話が進む。


凄乃皇弐型がでて「レーザーが曲がる?」とかをやった後、
どんどんいろんな人の死亡フラグが成立していくのをただ見ていることしかできない感じ。


しかもそれらがあとで武に全部返ってくるっていうのがまた辛いところ。
並行世界移動しているときにもそうだけど、結局因果導体になっている以上
なにか変なことがあった場合にまず、武の行動が疑問視され原因になったことが解明されていく。
非常に辛い。それを薬に頼らず精神を保っていられるようになるのだから軍隊は異常なところだ。(これは単に主人公属性だろうが)


続く、横浜基地防衛なんてもっと死亡フラグの嵐だった。
さすがに何人かくらいは予想してたけどA-01の元メンバーがあそこまで残らないとは…
もうふざけんなとしか言えんなぁ。遥の時も水月の時も。


桜花作戦
ここで未来への咆哮とかなめているなめきっている。最高だぜ


委員長かっけーよあんたはかっけー。彩峰とのコンビもカッケー武御雷カッケー
まあでも全員ふざけんなって感じだった。


オリジナル倒してこれで終わりってねーところがまたあれだよな。
純夏の話でてフラグ全部回収。なるほど


FinalEpisodeやって終了。

結果

マブラヴをやってない奴はにわか(これは極論言ってるんだろうけどね)。オルタでみんながBETABETA言ってたそのへん理解できたかなあ。
全くもってやるべきだし、俺がもしやらなかったのなら人生損してる。むしろどうしていままでやらなかったのかな。

特にオルタは熱い。終始熱い。ロボット好きならより楽しめるだろうしじゃなくても楽しめるとおもうけど。
グロは全年齢用のCS版しかやってない俺からは意見することはできんがCS版のレベルならなんとかいけるとおもます。


マブラヴ/アンリミテッド/オルタネイティヴ俺的には名言が多い作品だったなぁ