Xbox360 戦極姫2 ~葉隠の乙女、風雲に乗ず~ 感想

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戦極姫シリーズはげーせん18ブランドから発売されているエロゲ。で今作は戦極姫2のCS移植版。
前作のCS版はKOTYで有名になっている。


今作の特徴を自分なりにあげてみると下記のようになる。

  • 伝統的な地域侵略SLG
  • 戦国武将が大体女の子になっている
  • KOTYの面影残るバグの多さ
  • 操作性さえ我慢すれば良ゲーの兆し(勘違い
  • HDDにインストールしないでやるのはやめよう
  • プレイヤーの思考に追いつくことができない
  • 毎ターンセーブ推奨だがやると時間大幅ロス

結論すると油断すると死ぬ。なお、バグの多さは前作と比べるとこれでも減った模様。

全体的な感想

クソゲーでいいと思う。
何かについて惜しい。個人的に言うとこのジャンルのゲームは大好きでアリスソフトの地域戦略型SLGに関してはだいぶはまっている。
何が惜しいのか?それは本当に細かい点なのだが、その細かい点が無数に存在することにより大きな点として確立してしまっている。

ゲームバランス

ゲームバランスは割と絶妙なラインを保っているあるいは少しむずかしい。
特に九州の島津家や中部の毛利家あたりではじめると龍造寺家をちゃんとマークしていないと叩き潰される。
だいたい序盤は兵数15ずつの連帯で領土をバンバン拡大していけるのだがちょっと放置しておくと
龍造寺家は固有武将兵数50を筆頭にした3人小隊であばれはじめる。


龍造寺家には6人の固有武将が存在するのでかなりきつい。早めに潰しておくべし。


資金面についてなどは最初は結構きついかも。後述の資金バグを後半は使っていたのでどうでもよかったんだがわりときちい。

ゲームシステム

戦闘に関しては特筆して悪いところはなかったと思う。
あとは、徴兵→治水開墾→城の普請→合戦という流れ。これ毎ターンやるんだぜ。


徴兵は領地毎に行う必要があるのだがこれがまた苦
兵隊は初期家臣と例外を除き忠誠度があるのだがこれは自然減少する。
褒美をあたえて忠誠度を保つのだがこれは小隊毎しかも、各武将毎に行う苦


次、治水開墾をするにも領地毎に行う。これもまた苦


次、合戦。小隊毎に侵攻する城決めて攻める。これはまあしょうがないのかな。


とまあやることが多いわけである。


次、武将成長システム。合戦に出撃した武将であればだれでも経験値獲得の機会がある。
経験値は○で示され10つ○がたまるとレベルアップして能力値があがっているようなのだが
能力値の成長が可視化されていないインタフェースなのでまったくうれしくない。
あと、活躍度によって経験値付与を決めるべき。すぐやられたやつが経験値獲得できて
主力部隊が獲得できないなんてこともあるのだ狂ってる


次、士官システム。士官とは自軍に武将が士官してくるもので毎ターンの初めに行われる。
これは毎ターンランダムで領地に対して士官が発生してあなたがその領地を獲得していれば
士官に対しての対応を求められるのだが終盤はいらんのだ(迫真


終盤領地数が増えてくると当然士官の選択回数も増えてくるのだが
武将管理がカスなせいで武将数が増えると管理しきれないので
あんまりいらんわけです。数より質
てなわけですべての士官に対してNoと突きつけるわけです毎ターン。
これは苦ですね。
というか汎用武将に関してはほとんど絵で士官するかどうか決めるわけです。
しかし演出スキップ設定にしてると絵がでないわけですよ?なんたること?

操作性

全てにおいて悪い。レスポンスも悪い。しかもこれを毎ターン。何時間もやらないといけないまじで苦


レスポンスについて。ユーザの操作にカーソルが追いついていない。時間差で動いており終盤は時間差込みで操作していた。
なおHDDインストールすると少しはましなのだがまだだめである。


武将選択について。小隊には6人まで武将を配置できるのだがこの武将選択がだるい。
武将を選択するまでには下記ステップを踏む必要があるわけなんだが

  1. 選択したい武将がいる小隊を配置している領地を選択
  2. 領地の中から小隊が配置されている城を選択
  3. 初期カーソル位置が1人目なので目的の武将までスクロール

これ毎回なんかやるごとにカーソル1人目に戻ります。苦

バグ

無限CP,無限資金バグ

負の値に行くとオーバーフローするのかなんなのか正のマックス値になる。
獲得していない領地にたいして情報閲覧をしていると資金が減っていくのでこれで資金マックスにすることができる。

フリーズ

ようわからんけどフリーズたまにするからセーブしとけ

ブラックアウト

まあ資金増殖バグなんて序の口。ブラックアウトする条件を満たすとゲーム進行不能。
どうやらXbox360的にはフリーズ等はしていないようでしいたけボタンで終了することはできる。


前提条件
1つの小隊には6人まで武将を配属させることができる


発生条件
1つの小隊に7人目の武将を配属させる(( ゚Д゚)ハァ?


通常すでに6人配属されている小隊への武将の配置は行えないように
カーソルが合わないようになっているのだが
とある条件下(調べてはないが)においてその制御が機能せず7人目を配属できてしまう。
した瞬間ブラックアウト確定。お疲れ様でした。

どれくらいプレイして心が折れたのか


118時間らしい。たしか武田家と毛利家と群雄割拠モードをクリアしてない。


本当は実績コンプまでやる予定だったんだけどどうも気力続かなくてだめだった。
感想悪いところばかりだったので、本作のいいところ最後に一つ上げるとすると合戦時のBGMがよかったことかな…


で、でも俺はこのシリーズはとても気に入っているのでまたCS版でなにか買うと思うよ。