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ファンタジスタドールイヴ読了

Book


「ファンタジスタドール」の前日譚がハヤカワ文庫から発売されていることには驚いたが読んでみて納得はできた。
谷口悟朗氏がアニメ「ファンタジスタドール」では表せなかった趣味嗜好を表現していくコンテンツとして出されたノヴェライズ。

アニメ「ファンタジスタドール」11話でちらっと話がでた川越の研究所の話が書かれている。
本作中で「ファンタジスタドール」という単語が1回登場するんだが、前日譚という前情報とこの単語がなければ「ファンタジスタドール」とは全く結びつかないような作品だと感じる。
むしろ「ファンタジスタドール」という単語を1回登場させる為だけにこの作品を作り上げたんだろうという作者「野崎まど」の力量が垣間見える作品だったと思う。

大兄太子が幾度となく女性の体に興奮している描写があるがその表現がなんというか読んでるこっちまで興奮と背徳感を覚えるようなニュアンスで伝えてきてゾクゾクした。
若い使用人の時もそうだし、入鹿の時もそうだし、中砥の時もそうだった。

カワイイ女の子がカードバトルを繰り広げるアニメの中では認識されにくいが、その中で用いられている細かな設定がメディアミックスによってその魅力を発揮できることが本作で証明されたのでさらなる展開に期待したい。