極限脱出ADV 善人シボウデス感想

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「極限脱出 9時間9人9の扉」の続編。プレイ当初は「ノナリーゲーム」という舞台設定に加えて四葉と前作エピローグで登場したアリスが登場しているだけだと思っていたけどまあそんなわけなかったね。
俺のプレイしてきた打越作品が「Ever17」「極限脱出 9時間9人9の扉」そして「善人シボウデス」なので他の作品はどうなのかわからないが基本コンセプトはみんな一緒なんだよな。
トリックの大まかな感じも非常によく似ていて過去を改変するためにみんな必死にもがいた結果たどり着いた方法が本編中で行われている事の大きな意味での目的なんだよ。
本作は異なる世界線の話が入り乱れていて且つアトラクタフィールドの収束は発生していないので結末が違う状態であることを認識していながらも与えられた情報を物語を全体を読み解くピースとして都度都度当てはめて行ってしまったのでミスリードにはまってしまったかな。
伏線もすごかったな。施設内でシグマの顔の描写はそういやなかったなとか、ファイがジャンプ力ある女ってわけじゃなかったんだとか最初の方からちまちまある伏線もちゃんと物語に結びつけてきててよかった。前作でもやられたんだけど思わせぶりなヒントから前提条件を自分で勝手に作るとドツボにはまってどんでん返しを食らった時の衝撃が増すので予想しながら進めていくとよいな。
こういうミスリードに引っかかる人はこういった作品。打越作品を楽しめると思う。

ただ、時々ある寒いネタみたいなのは勘弁してほしいな。

結末を迎えるにあたり「極限脱出 9時間9人9の扉」内容と大きく関わってくるので前作プレイ後のプレイを推奨したい。「極限脱出 9時間9人9の扉」もVitaで発売してくれるとよい。

極限脱出シリーズはもうこれで終わりなのかな?

こんな面白いゲームがフリープレイで配信されているPS PlusとプレイできるPSVitaはやっぱりすごいんだよなあ(マーケティング