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スーパーヒーロージェネレーション 感想/レビュー

PS3 Review

スーパーヒーロージェネレーション

スーパーヒーロージェネレーション

Gジェネシリーズでお馴染み「トムクリエイト」制作。
要はGジェネのシステムでウルトラマン、仮面ライダー、ガンダムのキャラクターを操作することができるゲームだと考えると理解が早い。

筆者はガンダム勢なのでその視点での記述になることをご了承いただきたい。

ステージ構成

ステージは「ウルトラマンルート」「仮面ライダールート」「ガンダムルート」と大きく3つに分かれていて、各ルート3つずつステージが用意されている。
ルート進行中は他のルートに移動することは不可能。つまりウルトラマンを始めたらウルトラマンを終わらせるまでは他のルートはプレイできない。

全ステージをクリアするとシナリオが進行して共通ルートが開放される。基本的にはこれの繰り返し。
全体の流れを簡単に書くとこんな感じ。

  1. 「ウルトラマン」「仮面ライダー」「ガンダム」
  2. 共通ルート
  3. 「ウルトラマン」「仮面ライダー」「ガンダム」
  4. 共通ルート
  5. 共通ルート

メインのシナリオとは別にチャレンジモードというステージも用意されているが、こちらはただ敵を倒してミッションを達成するだけ。大したシナリオは用意されていない。

シナリオ

基本的に各ステージでは原作ストーリーに基づいたシナリオが展開されるが、メインはオリジナルシナリオの進行が目的。
そのオリジナルシナリオの出来が悪くて、安直なネーミングセンスからの熱い展開も捻りもないシナリオ。

折角「ウルトラマン」「仮面ライダー」「ガンダム」夢の共演だというのに全く活かせていない。

これなら参戦作品のストーリーにより焦点を定めてより濃密な演出等を描いてくれたほうがよかった。
作品愛を感じられないと言ったらいいんだろうか。Gジェネはプレイした後ガンダムに興味が非常に湧いたのだが、本作をやってもウルトラマンや仮面ライダーへの興味はあまり湧いていない。
(楽しみにしてた「シャバドゥビタッチヘンシ~ン」もないしね)

システム

不自由な編成

Gジェネシリーズでは自由度の高い自軍編成。敵軍ユニットを使用できたり原作パイロットはもちろんオリジナルパイロットを使用したりと、自分の好きなユニット、パイロットを使用してプレイ出来た。
本作では、仲間になったヒーローを出撃させることしかできないので主人公機しか使えない。

加えてパイロットという概念が存在しない。キャストは原作通りであるがパイロットの描写がない。
ウルトラマンも仮面ライダーも変身前が存在しない状態。
ガンダムは他シリーズに合わせる為ある程度しょうがない部分はあったとして、せめてウルトラマンと仮面ライダーは変身シーンがほしかったなあ。
当然変身前の役者さんの描写をどうするのかという課題にぶち当たることは明白なので、良い妥協案を見つけられるとよかったのだが。

原作に興味を持たせる要素が少なく感じた。非常に勿体無い。

テンポの悪さ

特に終盤ステージになると敵の数もかなり多くなるが、戦闘アニメをOFFにしたとしても1体毎に爆破のエフェクト+テンション増減のエフェクトが描写されるので大変テンポが悪い。
マルチアタックで同時に爆破エフェクトが描写されるので多少効率がよくなるがそれでもステージにかなり時間がかかる。

より表示を簡略化する設定や、倍速で早送りできたりなどできればより良かった。

やりこみ要素

クリア後難易度の上がったヘルステージをプレイ可能だが、新しいユニットが登場するわけでもなくただ能力値があがっただけ。
チャレンジモードも難易度を上げる事ができるがこちらも同じ。
その為非常に作業感が強い。例えば登場キャラが少し変わったりするだけでも良かったのでは。

一定のヒーロークエストを達成することで、ヒーローを仲間にすることができるがイベント等もなく非常に寂しい。

ユニットはレベルを上げること、ポイントで必殺技やスキルを強化することが可能だがひたすら敵を倒すだけ。
それよりもヒーロークエストを達成して得られる装備アイテムの方が重要度高いので、ヒーロークエストを達成しようとするのだがこれまた非常に作業感が強い。

作業するのは良いんだがここでもテンポの悪さが聞いてくる。ただただプレイ時間が増えていくだけ。

まとめ

テンポの悪ささえ改善されればゲームとしては遊べるようになる。
原作愛がもっとあればいい作品になったはずなので非常に惜しい作品。
1000円程度で購入したのだがその値段なら...というところ。