カデンツァ フェルマータ アコルトフォルテシモ プラチナトロフィー取得 感想/レビュー

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公式サイトにも記載がある通りで「フォルテシモ」の続編でありながら初見プレイでも楽しめるようなシナリオだった。
個人的な感覚値で言うと6:4か7:3くらいで新作:続編という割合。
前作の内容であろう「最終戦争」周りが分からないので、零二と両親の話とか師匠関連の話が全くわからない。
その為、トゥルーEDの最後もしっくりきていないのが正直なところ。
それでも楽しめるくらいのシナリオのボリュームはある。

これでもか!というくらいに厨二成分を盛り込んだ設定は個人的には好み。
「キセキツカイ」冒頭の七聖騎士団メンバー紹介だけでも雰囲気は伝わるかもしれない。

第七席 白銀の聖剣 フレイア・シュヴェルト
第六席 太陽 アマテラス=姫・神琴
第五席 純真無垢な闇 アリシア=カテリーネ
第四席 雷紅の帝釈天 ルドラ=アンダルファイト
第三席 時空を駆ける蒼姫 ユリア=クロノシュネーヴァイシェン
第二席 氷雪なる英雄 ファウスト=ノルベルト
第一席 輝ける城楯 イルムフリート=ブルクハルト

当て字が多すぎて絶対ルビ降ってないと読めない奴多すぎるから!

前作の面々である「マホウツカイ」陣営と、本作で新しく登場した「キセキツカイ」陣営の戦闘がメインの見どころだと思うが、総勢20人も戦闘に参加するメンバーがいるのでとにかく設定を追いかけるのが大変。
どっちが強いのかよくわからなかったけど戦闘は激しい必殺技の応酬なので見ていて楽しい。

本作の特徴として自由度の高い戦闘システムがある。(詳しくは公式サイト参照)

戦闘中いつ必殺技を撃つのかそのタイミングの選択もプレイヤーに任せられており、タイミング及び選択内容よって結果が分岐する。
分岐のタイミングが結構シビアでなおかつ、フラグ管理が複雑で非常に難易度が高く感じる。
選択内容とタイミングだけでも大変なのに、戦闘を行い経験値を取得して上げることのできるプレイヤーレベルや、Vita版ならではのモーションセンサーを使ったギミックなど様々な要素がフラグ管理に含まれているので非常に難しかった。
俺みたいな攻略する意志の弱いプレイヤーにはあまり向いていない。
情報なしではクリアまでいったかどうかも怪しい。(途中で心が折れる)

ADVの攻略といえば。の誠也氏の攻略メモを参照しながらプレイしていたので何とかエンディングを全部見ることが出来た。
誠也の部屋【Kadenz fermata//Akkord:fortissimo ―カデンツァ フェルマータ アコルト:フォルテシモ― Vita版&PC版 共用 攻略メモ】
攻略メモ通りしっかり回収すればプラチナトロフィー取得可能。
インターネットを彷徨っていたら誠也氏のVita版攻略当時のツイートに辿り着いた。
かなり苦戦していたようでそりゃ俺では歯がたたないわけだと。

シナリオの最後まとめ方自体はそこそこという程度だが、それ以上にキャラクターがとても良かったのでその点はかなり評価したい。
まず、日常パートと戦闘パートでは別の魅力があるので登場する人数以上にキャラクターが多彩。
トータルで考えるとミコト1強状態。

ミコトは日常パートのキャラクターがめっちゃ面白い上に、戦闘パートでもかっこ良すぎるしラストバトル付近では、フレイヤの出番がなくミコトが主人公みたいな立ち位置なのでめっちゃ恵まれている。
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日本神話を元にした必殺技も理解しやすいしね。
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思ったの俺だけかもしれないが日常パートでのキャラクターがゆるゆりの「歳納京子」みたいな感じがする。

次点はユリアかな。やっぱり年上お姉さん的な立場のキャラクターには弱い。
男キャラだとファウストが好きかなあ。若返るシーンはかなり良かった。やっぱり強い奴が好き。
ファウストも団長も強いけど零二がぶっ飛んで強いイメージが強くてなんかな。

まとめ

本作の戦闘システムはあまり好きではないけど、意欲的な挑戦だと感じるので先につなげてほしい。
続編を匂わすようなエンディングだったので今後に期待?フォルテシモの補完を今のうちにしておけということ?
カデンツァから入った人用にフォルテシモ移植とかしてくれると嬉しいかもしれない。

熱い戦闘が見たいならプレイして損はないと思う。戦闘BGMもめっちゃ良かった。
キャラクターたくさんいるので誰かしら的を射るはず。好きなキャラが出番多いキャラだとより楽しめる。