作中で一番共感できた台詞。他にもMMO廃人の主人公らしくゲームに関する台詞は共感できるものが多かった。
ARが広く普及し始めた時代。現実を舞台とするゲーム「ハーヴェスト・オンリアル」のβテスターに当選した元MMO廃人主人公の話。
世界観設定や独自用語の多さからかなり大きな風呂敷に見えたけど、包まれていた物はコンパクトだった。
システム的に普通のADVなのでARゲームという設定を活かしてプレイヤーの没入感を高める仕組みがあるとよかったのかも。
いかにも重要そうな伏線をさらっと張って、さらっと回収するそんな印象が強かった。
主に薪人絡みの事だけど事故で記憶を失っていることや、体の一部が生体コンピュータであることなど。
結局終盤まで伏線回収タイミングを引っ張ったわけだけど、それほどインパクトは強くなく掘り下げられることもなかったのでシナリオ的な面白さでいうともう少しパンチが欲しかったところ。
ナターリアと薪人の関係をもっとエグくしたり、澄にすんなり告白できなかったりしたらもっとワクワク(ハラハラ)できたかもなと。
加えてヒロイン4人構成でゆうかが実質的な真ヒロインの為、リリア、澄、小町は噛ませ犬なのでシナリオが薄くなるのはある程度しょうがないにしても流石に短すぎる。
これが莉央や瑠璃さん、師範代やマルヴィナが攻略可能なサブヒロインでそのルートがこのくらいの長さなら納得できたかもしれないが。
全年齢版の為R18シーンがまるまる削除されているからそういう印象が際立つのかもしれないが、それにしても短すぎる。
リリア√は比較的色々やった気がするが(それでも短いが)、澄や小町に至ってはほとんど何も解決してない気が。
肝心のゆうか√も真OP入ったタイミングは良かったので期待していたが、せっかく広げられる設定なんだからみたいなところが多かったように感じる。
共感できる台詞は多かったけどそれが面白さと直結するかというとそうでもない。
この辺りの話を小町がしてるのは結構好きだけどね。
あとは、澄のハートのシャツが横向きの時ブラにしか見えないんだけど俺だけかな？
ヒロインランクは澄>リリア>はるか>小町。やたらとジト目CGが多いのが俺得だった。
最後に1点自分の環境だけかもしれないが、キャラクターのボイスにノイズが乗ることがあった。
再現性を調べていたけどよくわからないし発生するボイスと発生しないボイスがあったので元ファイルがおかしかったりするのかな？
