AMNESIA V Edition プラチナトロフィー取得 感想/レビュー

PSPで発売された「AMNESIA」を追加要素ありでPSVitaに移植した作品。シリーズ初プレイ。

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主人公の名前選択可能。デフォルトの名前なし。ボイスなし。

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主人公が精霊オリオン↑と同化してしまい、その際に主人公が記憶を失ってしまう。
オリオンの助けも借りながら記憶を取り戻すために奮闘する。

主人公のボイスが無いノベルゲームっていうのはそう珍しいものではないと思うが、
主人公の台詞がこんなに少ないノベルゲームは記憶にある限りでは初めてだ。

というのも、記憶を失った主人公を助けるためにオリオンが世話を焼いてくれるのだが、
その間ずっとオリオンしか喋らない。主人公の台詞は全くない。
記憶を取り戻すまでの間、延々とオリオンが主人公の気持ちを汲み取って代弁し続ける。

なので、オリオン(男)と男キャラクターの会話をずっと見せられることになる。
記憶が戻るとオリオンがいなくなり、主人公の台詞になるがその時にはもうエンディング直前。
結果として主人公の台詞がほとんどないゲームとなっている。

女の子と男のやり取りがみたかったんだけど?

シナリオ

攻略キャラクター毎に並行世界の話なので、登場キャラクター、場所等は同じだけど関係性が全く違う。
なので、各々のルートでせっかく染み込み始めたキャラがルートが変わる度にリセットされてしまうので勿体ない。

あとは、シナリオ読んでいて自分の中で理解しきれていない部分は下記。

  • トランプのマークにはなにか意味が?
  • 冷夏のアピールをしていたけど結局何故?

見逃していたら申し訳ないが、やたらアピールしていたのにちゃんと伏線回収しなかったなと思う。

面白そうな世界観設定だと思うのだがいまいち消化しきれず、勿体ない作品だった。

AMNESIA V Edition - PS Vita

AMNESIA V Edition - PS Vita

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食品衛生責任者養成講習会を受けてきた

冗談半分の会話から始まったことだが、現在世は「第3次タピオカブーム」。
タピオカミルクティーを扱う店には行列ができ、各社もタピオカを扱う新商品の開発に力を入れている。

つまり、これビッグウェーブでしょ?と。
ビッグウェーブといえば「乗るしかない」ということで実際タピオカを売るにはどうすれば実現できるのか?簡単に調べてみた。

調べるうちに「食品衛生責任者」を置かなければ営業ができないということがわかり、
それは「食品衛生責任者養成講習会」を受ければなることができるようになる。
そして、受講資格は特に必要ない。ということでじゃあ受けてみようと。そういう流れ。

まあ、タピオカに今から参入するには無いと思うけど、今後何かビッグウェーブが来たときに乗れるように可能性を広げておくのは大事かなと。

食品衛生責任者とは?

食品衛生責任者(しょくひんえいせいせきにんしゃ)とは、食品衛生責任者養成講習を受講した者などで、食品衛生責任者として選任されている者である。食品衛生法に定められた許可営業者は、営業許可施設ごとに食品衛生責任者を選任し保健所に届け出ることになっている

食品衛生責任者 - Wikipedia

簡単に言うと食品を扱う飲食店などに必ず1人は食品衛生責任者を選任して配置する必要がある。

食品衛生責任者になるためには、医師や調理師などの定められた資格を持っている人か、掲題の食品衛生責任者養成講習会を受講する必要がある。

申し込み

管轄は都道府県レベルなので、受講する県によって申込方法が異なる場合があるので事前に確認すること。
自分の場合は電話で確認したところ、保健所で手続きしてくれということだったので保健所を訪問。
受講料を収めて受付票をもらい、当日受付票を持って会場に行けばよかった。

当日

会場で受付票を渡して当日使用するテキストを受け取る。

講習会は計6時間あり午前、午後に3時間ずつ。間にお昼休憩1時間というタイムスケジュール。

各項目ごとに担当の講師の方がいて講師の解説を聞きながらテキストを進めていく。
学校の授業と大差ないので特別気をつけるようなことは無い。

丁度今、食品衛生法は過渡期で改正食品衛生法が2018年6月に可決され2020年6月から施行予定となっており改正後の規則を中心に解説がされた。

基本的にはテキストをベースに過去どういう事例があったかという話が進むが、時事ネタを取り入れて解説してくれる講師の方が1人いてその講師の方の部分は非常に為になった。
例えば、改正食品衛生法はHACCPによる衛生管理の実施が必要になるが、このHACCPによる衛生管理というのは国際的にデファクトスタンダードである。
東京オリンピックの選手村に持ち込まれる食品についてはHACCPの基準を満たしていなければ持ち込みことができないので、日本も間に合わせるべく改正を進める必要があったと。

こういった現在進行系の具体的な話題があると興味が湧いていいね。

最後に、簡単なテスト(全員合格するような)がありテストが終わると晴れて食品衛生責任者になれるようになる。

実際に店舗に掲示するようのプレートも名前入りでもらったけど前述の通り開店の予定があるからとったわけではないので当分はお蔵入り。

オリンピックの話をしてくれた講師の方が、新しい知識を仕入れてくるのでまた実務者講習会で会いましょう。と言っていたのが印象的だった。
新しい情報を仕入れていかないといけない業界なので、最新の話をこういった場で聞けるのであれば非常に為になると思う。
実務者講習会についてはこれも都道府県管轄なので必要無いところもあるが、実施するところは数年ごとに1回、更新のタイミングで参加する必要がある。

まとめ

全く知識のない異業種の知識を得ることができて非常に有意義だった。
参加のハードルが低い資格に関しては他にも受けてみようかな。

PSVR ウルフェンシュタイン: サイバーパイロット 感想/レビュー

「ウルフェンシュタイン」シリーズのスピンオフでVR専用タイトル。
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確かに世界観は「ウルフェンシュタイン」なのだが、どうもナチスに敵対した際のおぞましさが感じられず雰囲気として物足りない。

本作ではナチスの兵器を鹵獲してハック、整備し、その兵器を自ら搭乗してミッションをこなしていく。
ミッション数は全部で4つ。価格が2,980円ということとVR専用タイトルということもありボリュームは少なめ。
搭乗する兵器は3種類。犬型、ドローン、人型。それぞれで1つずつミッションをこなした後ラストミッションは3種を切り替えながらプレイする。

なお、操作デバイスとしてPS Moveモーションコントローラーに対応。
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モーションコントローラー2つ所持しているが、今回はDUALSHOCK4でプレイした。
DUALSHOCK4でプレイするとモーションセンサーで感知して腕が動くが、手錠にはめられたかのように左右一緒に動く。

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操縦インターフェースは3種とも共通。
通常武器は銃器で装備済み。エイムして射撃する。

画像の1が兵器ごとに搭載されている特殊兵装。攻撃だったりステルス迷彩だったりシールドだったりする。
画像の2がライフ回復。武器をライフ回復に合わせてトリガーを引いている間だけライフが回復する。
自動回復がないので敵を倒して隠れながら回復や、一掃してから回復することになる。

操縦インターフェースについてはあまり不満はなかった。コックピットの雰囲気も悪くなかったし。


本作で不満だったのは戦闘以外の整備の部分。

プレイヤーが扮するパイロットは、ストーリー上使い捨てのパイロットのような扱いで
粗末に扱われているせいか兵器の整備も自分でしなければならない。

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整備を行う際はまず整備が必要な箇所を特定する必要がある。
画像は人型兵器だが、この兵器の一部分で光が点滅しておりそれを目印に整備箇所を探す。
整備する際はレバーを使って上下左右に兵器を移動させながら光を探すことになる。

これは比較的すぐ見つかるのでここまではいい。

次に実際に整備をするわけだがこれが辛い。
まず、前提として結構離れた場所に整備用品が置かれているのでプレイヤーの可動領域が結構求められる。
上下左右に十分なスペースを確保した上でプレイすることをオススメする。

次に何故か、パイロットは椅子に吊るされた状態になっていてかなり高所での作業になる。
整備用品をうっかり離して下に落としてしまうと下に落ちきってリスポーンするまで待たなければならない。
なんでこんなところで作業をさせるのだろうか。

結果、緻密な作業を体を左右に動かしながら操作しなければならず非常にストレスが溜まった。
(モーションコントローラーだと少しはましだったのかもしれない)

整備以外にも拠点パートではいくつか作業を求められる事があるが同様に不満に感じた。


低価格でリリースされた作品ということで、挑戦的な側面もあると思うけどもう一歩な作品だった。