WHITE ALBUM2-幸せの向こう側- closing chapter ノーマルエンド 感想

自分のものさしで測った結果が全ての他人に当てはまると思っているのか?

「introductory chapter」の頃から、高く高く積み上げて来た悲しみの連鎖を「closing chapter」でもまだ順調に積み重ねていた。まるで雪のように。
物語の終わりはハッピーエンドだからと。ハッピーエンドでなければならないとそう思い、救われるのはまだかと。待ち続ける。
ノーマルエンドでは、まだ救いの道は示されていない。それは個別ルートに入った時の感動をより高めるための演出なんだよ。

三年前と変わらないすれ違いを続ける春希と雪菜は見ていて本当に辛い。
雪菜とメールするようになってプレイヤーを少し安堵させてまた奈落に突き落とす感じ辛い。けど最高だ。


やっぱり武也と依緒はいい奴なんだなあ。と再認識させられるルートであった。

「closing chapter」で新たに登場した面々。
一番好きなのは麻理さんかなあ。ルート入ってないから年上がいいとかキャリアウーマンかっこいいとかその程度の印象でしかないけれど。
ただ正面絵の時、髪型がどう見ても鶏のトサカなんだよなあ。横向いてる時は変じゃないんだけど。

小春希こと小春ちゃんは休憩室での猫舌のところが一番かわいかったねえ。
(遠坂凛の時もそうだったけど舌足らずな感じが好きなんじゃねえかなあ俺)
武也とか依緒にまで手回ししてるあたりはちょっとビビるレベルだな。


あとは、エロゲ(ギャルゲ)の男主人公に何を求めているかっていうのがはっきりしてきたのかもしれない。
小春ちゃんと一緒に雪菜探している時の春希のような感じ。小春ちゃんが言ってる言葉まんまだけど。

確かに慌てててるはずなのに、
どんどん冷静になっていって
研ぎ澄まされていく感じがして…

この、研ぎ澄まされていく感じっていうのかな。そういうかっこいい男主人公が好き。


もう、早く三人が救われる話が見たくてたまらないので個別ルートをやる。
最後の最後でちゃんとハッピーエンドにまとめ上げてくれているんだろう。丸戸なら。