夏色ハイスクル★青春白書 ~転校初日のオレが幼馴染と再会したら報道部員にされていて激写少年の日々はスクープ大連発でイガイとモテモテなのに何故かマイメモリーはパンツ写真ばっかりという現実と向き合いながら考えるひと夏の島の学園生活と赤裸々な恋の行方。~ 感想/レビュー

サブタイトルが非常に長いので「夏色ハイスクル★青春白書(略)」と表記されていることが多い。

オープンワールド恋愛ADVということで期待もあったのだが良い方向に働いていなかった。

確かにマップを自由自在に歩けるという意味ではオープンワールドなのだが、イベントが用意されているのはほとんどが学園や駅前なので島の隅々まで行っても何もないことが多い。
そしてイベントもフラグ管理と発生時刻をきっちり管理しないと遭遇することが難しい物が多く、自由に時間を過ごしていてもほとんどイベントに遭遇出来ずに終わってしまう。
サブタイトルにパンツ写真というフレーズがあるので、変態的な行動を取ろうと考えてる人もいると思うが本編中では倫理的に問題がある行動を取ると通報されて補導、停学になってしまうのでなんでもいいから1周クリアしてフリーモードが選択可能になるまでは我慢。

また、マップが広い割に移動手段に乏しく徒歩もしくは自転車を用いるが学校から駅に向かうことさえもだるく感じるほど移動時間がかかる。
その状況では島を自由に回るなど考えられずたまに島の外れでイベントが発生しようものなら、移動だけで疲れてしまうくらい。

「龍が如く」シリーズでいうタクシー移動のような、施設単位で移動できるようなシステムが欲しかった。
いくら離れ小島とはいえバスくらい走っていても違和感ないよね。
書いてて思ったが車1台も走ってなかったな。
学校内の移動でさえ面倒だったので校舎とグラウンドと学食とひまわり荘くらいは楽に行き来できるとよかったな。

肝心の恋愛部分についても中身は大した事ないので、苦労してルートに入れても全然報われた感がない。
ちなみに「めぐ」を攻略した時点で投げたので他のヒロインの話は面白いものがあったかもしれない。

加えて時間の概念があるのだが現在時刻をメニュー画面(またはゲーム内のスマホ画面)で確認できるとよかった。
教室にある時計及びセーブデータを確認することで確認できるが、確認したい状況は多くその度に教室に移動したり、セーブしてデータを確認せざる負えなかった。

まとめ

  • とても作業感が強く心が折れそうになりながらヒロイン攻略するが大したシナリオではない。
  • オープンワールドADVだがオープンワールドの悪い部分だけを取り入れてしまった感じ
  • オープンワールド部分の改善はもちろんだがシナリオに魅力があれば相殺できると思うのでシナリオを磨いてほしいね。今後に期待。