本作はPSP「ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生」と「スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園」を収録した移植作。
2014年4月にPS Plus半額セールで購入してからずっと積んでいたが新しいダンガンロンパのアニメが始まったこともあり、ネタバレする前にやらなければと思いプレイ。
PSP版は未プレイなので比較することはできないが、調べた限りによると変更点はタッチ操作に対応と「スクールモード」追加くらい?
ダンガンロンパ/スーパーダンガンロンパ2共通
操作性
- 学級裁判時コトダマや閃きアナグラムでタッチ操作に対応しているがほとんどボタン操作を使用。
- 唯一タッチ操作を使用したのはガヤを撃ち落とす時。
- フィールド移動の際は特に不便に感じたことはない。
- 目的に素早く移動するためのショートカットがあるのは助かった。
- 「スーパーダンガンロンパ2」では十字キー移動がショートカットに割り当てられているので良いと思ったが、歩数がカウントされないので最後まで使うことはなかった。
学級裁判
- 「ダンガンロンパ」の時点でも長く感じていたが、「スーパーダンガンロンパ2」でより時間がかかるようになり前半/後半に分かれて実施されるほどの長さに。
- (私感)傾向として捜査で全てを明らかにした後学級裁判というよりは、学級裁判の中で謎を解き明かしていくことの方が多いのでストーリーを追いつつ簡略化させる方法が難しいのがな。
- 嫌いなモードは「閃きアナグラム(改)」と「ロジカルダイブ」
- 前者は単純にノーダメージでの突破が難しい為、後者は時間がかかる為
- もちろんこういった苦労を乗り越えて謎が解けた際の達成感を増しているという見方もできるのだが。
スクールモード/アイランドモード
- IFシナリオのエンディングが見れるが少し会話するだけなので少々物足りない。
- 全キャラクターのエンディングを見るには周回前提だし周回にも結構労力がかかるしもう少しご褒美が欲しかったな。ご褒美CGとか?
- 採取レベル/掃除レベルの引き継ぎがある分だいぶ楽になるのはよかった。
- 1日の終了時にモノクマ/モノミのアナウンスが入るがこれはスキップさせてほしい。
- 本編では時刻がトリックに絡んでいたり意味があったがさすがにここでは気にしなくていいし、毎回同じものが流れるので...
シナリオ
- 前提条件が覆るシナリオは非常に好みなので俺にはとてもマッチしている。
- 小さいスケールで言えば時間が狂っていたとか、大きいスケールだと実は仮想空間だったとか記憶喪失だったとか。
- 伏線を綺麗に回収するのは良かったが、綺麗すぎるので突然余談が出てきたらこれは伏線だなと容易に判断することができる。
- 「ダンガンロンパ」は割りと綺麗なまとめ方だなと感じたけど「スーパーダンガンロンパ2」は確かに要素が多すぎて難しくなっている部分もあったなと感じた。
ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生
- 戦刃むくろ/黒幕絡みは全く想像できていなかったのだが、チャプター5でゲームを中断して再開するときにタイトル画面に登場したキャラクターが偶然江ノ島盾子だったので閃いてしまった。
- やっぱりプレイヤーに2年感を察知させないような構成が最も良かったと思う。
- 密室殺人についての前提の説明とかはとても為になった。
- やっぱり最大の敵は勝手に脳内に設定してしまう俺俺ルールだなと。それがあるからこそ推理は面白いね。
ヒロインランク
霧切>舞園>朝比奈>セレス>その他
霧切は役回りがずるいね。
スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園
- 共犯のメリットが無いことは「ダンガンロンパ」の頃からプレイヤーにインプットされていたはずだし、その状態でそれを組み込んでくるシナリオはよかった。
- 共犯の部分以外にも「ダンガンロンパ」のプレイ時に脳内で勝手に作ったルールを破るようなトリックが多くて続編という感じがでていてよかった。
- チャプター5の結末はちょっと苦笑するような内容だったが、そういう発想はできなかったしとても刺激にはなった。
- チャプター6はエヴァンゲリオン意識してるなって感じの演出が多々。
- 結構ごちゃごちゃしていたと思うけど楽しめた。
ヒロインランク
七海>ソニア>罪木>澪田>=小泉>その他
七海が霧切ポジションなのはなんとなく認識していたがそういう終わり方は予定していなかった。
最後まで居てくれると思っていたので個人的にはいつソニアがいなくなるかを心配していたが最後まで残ったね。
まとめ
PSVitaを持っているなら必ずプレイすべしという意見を目にしていたがそれには同意するレベルの良作。
単にシナリオを見るだけではないのでシステムの好き嫌いはあるかもしれない。
是非ネタバレない状態でプレイしてほしい。