XCOM エネミーアンノウン+ 感想

「XCOM: Enemy Unknown」のPSVita移植版。他のプラットフォーム版は日本未発売なので国内コンシューマでは初登場?
とても評判の悪いPSVita版「ボーダーランズ2」と同じ所が移植したという話を目にして若干不安がよぎった。

システムはステルスSLG。遮蔽物に隠れながらエイリアンを倒したり捕獲して研究材料にしたりする。
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兵士はユニット復活が出来ないため死んでしまうと終了。クレジットを使用して志願兵を雇うことで兵士を確保する。

独特なシステムが加盟国の存在。
XCOMは加盟国からの支援で成り立っていて資金提供なども加盟国からされる。
エイリアンが加盟国に出現した際に助けに行かないと不満が溜まっていき終いには加盟国を脱退されてしまい得られる資金が少なくなる。
このゲームバランスが秀逸で、戦闘で戦力を消耗してしまうと戦力の補充に時間がかかる。
その間に加盟国に出現した場合には消耗せずクリアできる勝算が無いためどうしても見送りがち。それが支援減という形で返ってくるのが辛い。

また、エイリアンの出現以外にも監視衛星を打ち上げてUFOの出現に備えて置かないと不満が溜まったりする。これらには全部資金が必要。
つまり資金のやりくり方法がプレイヤーに委ねられる為に非常に緊張感を保ちつつ遊びごたえのあるゲームバランスと感じた。

ちなみに、不安視していた移植面については少々難点もあった。
まずチュートリアル中に指示されている内容とは違うことをしてしまった時に簡単に進行不能に陥る。
あとは随時処理落ちが見られる。

恐らくこれは移植ならではの事象だと思うので原作ではもっと快適なのだろうしとても面白いゲームだった。
XCOMは元々名作SLGとして名のしれた作品らしいが日本のコンシューマゲームを主とする自分には関わりがなかったのでこういう移植は嬉しい。

なお、進行度だが強制戦闘「XCOM本部の防衛」がクリアできず、戻ってユニットを強化することもできない状態に陥ったので詰んだ。
本作を最初からやり直すのもなんだかなという感じなので他プラットフォームでやり直すか、日本版未発売(日本PS Storeで海外版は売ってる)ではあるがXCOM2が発売されているのでそちらをやるか。
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とても面白かっただけにまた挑戦してみたいタイトルである。