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ザレゴトディクショナル 戯言シリーズ用語辞典読了

Book Review

ザレゴトディクショナル 戯言シリーズ用語辞典 (講談社ノベルス)

ザレゴトディクショナル 戯言シリーズ用語辞典 (講談社ノベルス)

それは西尾維新が、「もうミステリーは、ある程度、いいかな」と思った瞬間でもあった。

戯言シリーズ用語辞典。読了したことで戯言シリーズ全て読破したことになる。
用語辞典というだけあって戯言シリーズに登場した用語について維新本人が解説している。


本編での伏線についての解説もあるので必ず戯言シリーズ読破したあとに読もう。
維新の意図などが語られているのでなかなかいままでにないおもしろさ。


伏線の項で触れられているが伏線には三種類あり「普通の伏線」「とりあえず張っておく伏線」「念のために張っておく伏線」。
「回収すべき伏線」と「回収すべきでない伏線」


本編中でわざと回収していない伏線もあるということだ。
どこが意図して回収してない伏線かというのも本書で語られているのでそれは読むべし。


また、維新のキャラクターについても触れられているの興味深い

時折、作者の自画自賛が見受けられます。
片腹痛くとも、優しい目で見てあげてください。

読者の評価はクビシメロマンチストが最高でっていうフレーズが何度も出てくるがそれは同意かな。
サイコロジカルは戯言シリーズ完結編として書いた作品であるとか
物語としてのピークはヒトクイマジカルとか。

あとは冒頭に触れているけど維新がミステリーをいつまで意識していたか。
そのへんの裏話だったりがぎっしりつまっている。ぜひ見ていただきたい。


ということで年始から読み始めていた戯言シリーズを読了。次は人間シリーズに突入する。

俺的名言集

※ネタバレあるやもしれません。いえ、あります
戯言シリーズ全編においての俺的名言集を整理の意味を込めてここにまとめる。
これはiPad2で読書中にEvernoteにコピペしていって貯めたもの。
OCRの文字認識があいまいなところもあったけどだいたいコピーできて結構はかどった。


なお、巫女子ちゃんと姫ちゃん語録についてはそれぞれクビシメロマンチスト、クビツリハイスクールの感想に記述しているのでここでは触れない。

クビキリサイクル
  • P.9 語り部

世界は優秀に厳しい。世界は有能に厳しい。
世界は綺麗に厳しい。世界は機敏に厳しい。
世界は劣悪に優しい。世界は無能に優しい。
世界は汚濁に優しい。世界は愚鈍に優しい。

  • P.9 語り部

「人の生き方ってのは、要するに二種類しかない。
自分の価値の低きを認識しながら生きていくか、世界の価値の低さを認識しながら生きていくのか。その二種類だ。
自分の価値を世界に吸収されるか、世界の価値を殺ぎとって自分のものへと変えるのか」

  • P.17 語り部

究極のエンジニアである玖渚友にとっては、キーボードの自作程度はそれこそ朝飯前なのだろう。

  • P.17 語り部

ちなみに玖渚はマウスを使わない。「あれは時聞がかかってしょーがないから」だとか

  • P.26 逆木深夜/いーちゃん

「関係ないんだよ、才能なんて。俺はむしろそんなもの持ってなくてよかったと思ってるね。
才能なんて、くだらない」
「どうしてですか? 」
「そんなしち面倒なもん持ってたら、努力しなくちゃならないだろ? 凡人ってのは気楽なもんだよ。
《極めなくていい》ってのは、絶対に利点だと思うぜ、俺は」

  • P.30 玖渚友/いーちゃん

「…初歩的な質問でなんだけど、ウインドウズとマックって、結局何が違うんだ?」
この、本当に初歩的な質問に、玖渚は少しの問、考えて、「使う人が違うんだよ」と、実に的確な答を返してくれた。

  • P.43 園山赤音

「途中でやめたら意味なんかありませんよ。結果が全ての世の中です」
「全てが結果なのだと、私は思うけれどね。きみはまさか《天オは天才であり天才であり天才である》なんて、おばかなことを考えているんじゃないだろうね? 」

  • P.61 玖渚友

ネットワークさえつながってればどうせどこにいようと同じだけど、やっぱり家が一番だからね

  • P.65 玖渚友/いーちゃん

「ふうん…楽しいかどうかはともかく、面白そうではあるな。プログラム言語は何使ってるんだ? VB? C? 」
「機械語」
ぶっちぎりの超低水準言語だった。

  • P.68 玖渚友

「権威っていうのはあくまで結果のことだからね。できないとやらないは一緒なんだよ」

  • P.68 玖渚友

あのさあ…頭が悪いのは黙ってたらばれないことなんだから、きみ、ちょっとは口をつつし慎んだ方がいいんじゃない

  • P.69 伊吹かなみ

「一週間でできることに三ヵ月も四ヵ月もかけるのはばかのすることだからね。ばかでなければ怠け者よ。
わたしはそのどちらでもないから、三時間でできることにそれ以上の時間をかけたりはしないわ」

  • P.72 伊吹かなみ

「見る者を選ぶようなものを、わたしは芸術とは呼ばないの」

  • P.117 玖渚友

「えっちいことしようぜ」

  • P.187 園山赤音

「相手が自分のことを好いてくれているということ。それはとても嬉しいことだからだよ。相手が自分を好きだということ、それだけで相手のことも好きになれるものなのさ」

  • P.190 園山赤音

「きみは、欲しいと思わないかい? 必勝法のないゲームというものが」

  • P.199 玖渚友

つまり、AのあとにBがあったからといって、AとB の聞に因果関係があるとは限らないってことだよ。
物事が時間的に、順序的に起こることは当然なわけで、そこに因果関係の有無は関係ないんだよね

  • P.262 いーちゃん

……戯言中の戯言だよな、本当……

  • P.288 いーちゃん

――本当に、これこそが戯言だ――

  • P.288 いーちゃん

「――違うだろ……? こうじゃないだろ……?」
こんなはずがない。
こんなわけがない。
こんな理屈があるもんか。

  • P.289 いーちゃん

「…そうだな。可能性が一つしかなかったら、それがどんなにありえそうにないものであっても、それが真実には違いない」

  • P.364 哀川潤/いーちゃん

「そう。そして本物の園山赤音が殺された」
ぽん、とまたぼくの肩を叩く哀川さん。
一瞬思考が止まった。
しかしすぐに、驚樗が頭を襲う。
「…なんですって? 赤音さん?」
「そう、園山赤音。そう考えりゃ最初の疑問にも納得がいくだろ?
どうして深夜は伊吹を殺したのか?簡単だ。殺してねえんだよ。
どうして深夜と園山が共犯関係を組んだのか? 簡単だ。組んでねえんだよ。
組んでたのは伊吹かなみとだ。かけがえのない存在のな」

クビシメロマンチスト
  • P.55 語り部

たとえ時速二百キロでダンプカーが突っ込んできたところで、それを五キロ先から知覚していたとするなら、誰にとっても避けることは簡単だろう。
相手のこの斬撃は、ぼくにとって五年前から予想がついていたかのように明瞭だった。
ぼくは自分の鞄を乱暴につかみ、遠心力を利用して相手の顔面にぶつけようとする。
しかしそんなぽくの行動を奴は十年前から知っていたかのごとく、首の動きだけで無効とする。

  • P.57 語り部

ただし、この状況だって、ぼくは生まれる前から知っていた――

  • P.78 いーちゃん

何かを求めるならその三分の一までの損失を覚悟しなくちゃ駄目さ。
見返りを望むならそれなりのリスクは覚悟しなくちゃな。
それができないなら何も望まない方がいい。

  • P.217 いーちゃん

「許すだの許さないだの、そういう問題じゃない。許容云々以前の問題なんだよ、それは。人殺しは最悪だ。
断言しよう。人を殺したいという気持ちは史上最低の劣情だ。
他人の死を望み祈り願い念じる行為は、どうやっても救いようのない悪意だ。
なぜならそれは償えない罪だから。謝罪も照罪もできない罪悪に、許容も何もへったくれも、そんなことはこのぽくの知ったことじゃないね

  • P.262

疑わしい奴は片っ端から殺していけ。
最後に残った奴が犯人だ。

  • P.319 いーちゃん

「殺すかもしれない存在を、ぼくは友達とは呼ばないね」

  • P.325 いーちゃん

「戯言もいい加減にしておくんだな、むいみちゃん」

  • P.328 いーちゃん

「さあ、ぼくを殺してみろ。自分のその手で殺してみろ。それでも世界は何も動かないよ」

  • P.331 零崎人識/いーちゃん

「はあん。ドラマチックじゃないな。 せめてもっとこう、ロマンチックにいかないもんかね」
と言った。
「リアルだからね。 仕方ない」

  • P.333 零崎人識/いーちゃん

「勿論最初から説明しろよ。だからどうして、貴宮は江本と葵井と宇佐美を殺して、お前を襲ったんだって、分かったんだ? 」
「そこの時点できみは既に間違ってんだよ」

クビツリハイスクール
  • P.18 哀川潤

「似たようなもんさ。そもそも学校って生徒を閉じ込めるための施設だろ? 閉じ込めてる側はそれを保護と呼ぶんだろーけどな」

  • P.21 語り部

結局人間は比較することでしか幸福も不幸もわからない。
これは平等なんて言葉が真実には存在しえないことを意味する。
全てに等しき存在観なんてありえないことを意味するのだ。
幸福と不幸は繋がっていて個人ではなく全体として見るに主ってようやく、相殺されてそれは零となるのだから――

  • P.43 いーちゃん

「――だからこそ、か」
くそ。使うならまだしも、こちらが使われてみるとなんて嫌な言葉なんだ。

  • P.96 姫ちゃん

「《先》のことを思えるなんて余裕がある証拠ですっ! 」

  • P.111 語り部

妄想力すらない根暗って、しかし生きてる意味とかあるのだろうか

  • P.116 いーちゃん

「《ここは任せて先に行け》――と、そういってんだよ」

  • P.118 萩原子荻

最強の対等は最弱でしょうよ。

  • P.132 語り部

いつだったか誰かがいっていた。
《ぼくらがそれを密室だと判断するとき、二つの可能性がある。
それが密室であるか、密室でないかだ》。
そうか――密室に見えるからといって、それが密室であるとは限らない

  • P.144 姫ちゃん/いーちゃん

「……一人は寂しいかい?」
「寂しいです」即答だった。「寂しいけれど――でも、一人で生きます。裏切って、編して、言い訳して。一人で生きるです」
「そっか……そうなんだね」

  • P.156 哀川潤

「もう駄目だとかこれで終わりだとか……いけしゃあしゃあと遠吠えてくれんよ負け犬が!
聞いてるこっちが赤面すらぁ!
あたしをこれ以上赤くしてどうすんだ馬鹿!
ああ? てめえ一人が生き残ればうまくいったことになんのか?
他人に露見しなきゃそれで成功なんか?
勝手に始めて勝手に終わらせて、ふざけんな!
こんな馬鹿馬鹿しい茶番劇が成功するわけねえだろぼけ!
ロクな経験も積んでねえガキどもがめそめそ調子にのんな! 頭ぶん殴るぞ!」

  • P.157 哀川潤

「胸を張れ、背筋を伸ばせ、自分を誇れ、敵に汎えろ俯くな!
諦めんな見限るなてめえで勝手に終わらせんな!
同情されてーんかガキども!
姻びんな気持ち悪い懐いてくんな、動物かてめーら!
自己陶酔に他人を巻き込むな、悩みたきゃ勝手に悩んでろ、相談すんなお前らみてーな変なんの気持ちなんかわかるか!
傷祇めあってんじゃねえぞ妥協すんな! 簡単に否定すんな、難解な肯定すんな!他のことなんかどうでもいいから、自分のことだけは自分で決めろ!」

  • P.169 哀川潤/いーちゃん

「……ん」
「どうしました?」
「いかんな。心臓が止まってるわ」
「永遠の眠りじゃねえかよ!」
スタンガンの取り扱いには注意しましょう。
真面目な話。
「あーあ。死んでしまうとは何事じゃ」
「大事だ!」
「犯人はこの中にいる!」
「あんたしかいねえよ! 」

サイコロジカル上
  • P.29 鈴無音々

感謝なんて誰にでもできるわよ。誰にでもできることなんてつまんない。
あんたはあんたにしかできないことをやりなさい、いの字

  • P.64 冒頭

ゴキブリ並の生命力? 丸めた新聞で叩いたら死ぬってことか?

  • P.106 冒頭

努力は必ず実を結ぷ。
それが結果に繋がるとは限らないけれど。

  • P.111 大垣志人/いーちゃん

「……すげえ作り話っぽいぞ」
「半分くらいは作り話だからね」
「はん。てめーは嘘つきだな」
「きみは餅つきだね」

サイコロジカル下
  • P.54 兎吊木垓輔

《そろそろ汚名挽回してもよい頃合かもしれないな》

  • P.142 語り部

最後まで通さない努力など最初から意味がない。

  • P.147 石丸小唄/いーちゃん

「問題は嫌いですか?」
「解答だって大抵嫌いですけれどね……」

  • P.247 いーちゃん

「非現実的? 辻褄合わせ? こじつけ? 牽強付会? その通り!」
ぼくは博士に大声で見得を切った。
「だけれど、博士、他ならぬ斜道卿壱郎であるあなたと、兎吊木咳輔、それに玖渚友がかかわったこの事件の解決が非現実的でなく辻褄合わせでなくこじつけでなく牽強付会でない、狂った解決でない理由なんてありえない! これこそがこの施設内における唯一の真実なのですよ!」

  • P.272 哀川潤

《人を外見で判断してはいけません、ただし指名手配犯》みたいな?

  • P.272 哀川潤

エネルギー保存の法則を知らないと見えるな。 《後ろに向かって前進だ、ただしムーンウォーク》みたいなっ!

ヒトクイマジカル
  • P.14 葵井巫女子

《バックスクリーン直撃の大ホームラン、ただし始球式》みたいなっ!

  • P.16 葵井巫女子

《みんなで渡れば怖くない、ただし丸太橋》みたいなっ!

  • P.18 葵井巫女子

《打ち上げ花火百連発、ただし突き抜けるような青空の下で》みたいなっ!

  • P.19 葵井巫女子/いーちゃん

《百万ドルの笑顔、ただしマクドナルド》かつ《サマータイム導入、ただし吸血鬼》にして《顔面セーフあり、ただしボクシング》み・た・い・なl っ! 」
「巫女子ちゃん、最高過ぎ」

  • P.42 姫ちゃん/いーちゃん

「うみー……師匠はいちいち五月病です!」
「その意見自体は謙虚に受け止めさせてもらうが、姫ちゃん、無理矢理難しい漢字を使おうとするのはやめなさい」
五月病↓×。
五月蝿い↓O。
全然違うじゃねーか

  • P.52 いーちゃん

《世界征服、ただしもしも世界が百人の村だったら》みたいなっ!

  • P.63 語り部

まずい、馬鹿だ。

  • P.70 春日井春日

おなか一杯になったのでお姉さんはいやらしいことがしたくなりました

  • P.102 姫ちゃん

「大体師匠、もう切っちゃったですから、今更文句を言われでもとどのまつりですよ」

  • P.103

しかし師匠。どうしていきなり髪を切ろうなんて思い立ったですか? そんな、二階の窓から目薬に

  • P.105 いーちゃん/姫ちゃん

「おいおい、姫ちゃん。口の利き方に気をつけた方がいいんじゃないかな。こう見えて実はぼく、大学じゃ狂犬病って呼ばれてるし」
「何故ですか」
「泳げないから」
「へぼっ!」

  • P.142 姫ちゃん

その代わり、今度何か屠ってくださいよ?

  • P.164 姫ちゃん

いえいえー。姫ちゃんもそろそろバイトしたいなーなんて思ってましたから、師匠の誘いは渡りに鳥でしたー

  • P.244 姫ちゃん/いーちゃん

「じゃあ、じゃあじゃあ、師匠は、どんなときに泣くっていうですか!」
「……目薬をさしたときとか」
「そんなのは涙じゃねえー!!」
姫ちゃんはマジ切れだった。
「ぅ、ぅ、うぐ、ふええーんっ!!」
と言うか、マジ泣きだった。

  • P.244 姫ちゃん

ばかあー! 師匠なんか『風の谷のナウシカ』のオームクライマックスシーンでわさわさ犇く王蟲の群れにでも感動してろーっ!!

  • P.248 姫ちゃん/いーちゃん

「師匠、いいですか? 昔からよく言うでしょう。信じる者は儲かるです」
「それは漢字の憶え方だ」

  • P.343 浅野みい子

「私は無能だ。 剣を振るうくらいしか能がない。 だがお前はどうだ? お前には、できることがたくさんあるじゃないか。お前はーーーできることを、ただ、やってこなかっただけじゃないのか? 」

  • P.345 浅野みい子

みじめったらしくても悪足掻きでもいいから、とにかく何かを為し遂げろ! みっともなくても、じっとしてるよりは遥かにマシだろうが! 足掻け、もがけ、それでいいんだl みんなそうやって、誤魔化しもって生きてるんだよっ!自分だけが苦労してるみたいな姑息な生き方を選ぶな!

ネコソギラジカル上
  • P.11 語り部

それじゃあ、最後の物語だ。
これでおしまい、完結編。
どこをとってもお祭り騒ぎ、
隅から隅まであますところなく、
根こそぎにラジカルな物語。
いつものように、
いつもよりなお、
気楽にくだけて、
気負わず背負わず、話してみよう。
語るべき世界なんて既になくても、
それでも、物語は存在するのだから。

  • P.25 闇口崩子

「わたしが傷つくことで悲しむ人がいるのならば、わたしは鋼鉄の精神で、あらゆる傷を拒絶します。好きな人が悲しまないためにならーーわたしは、絶対に傷つかない」

  • P.27 闇口崩子

では、息災と、友愛と、再会を

  • P.108 園山赤音(だった人)

「人間はね、少年」
彼女は言う。
「本来、なりたいものに、なれるものなのだよ」

  • P.241 千賀ひかり

「しかしーあなたの勇気はかけがえのないものです。 誇りを胸に抱いて下さい。
まだほんの短い間だとはいえ、あなたのような人に仕、えていることを、わたしは光栄に思います」

  • P.300 冒頭

やりたいことをやろうとするとやりたくないこともやらなくちゃいけなくてやりたくないことをやらずにいるとやりたいことがやれなくなる。

ネコソギラジカル中
  • P.48 闇口崩子

「これからはわんこちゃんとお呼びください」

  • P.56 闇口崩子

「何度も言ったはずです。何度も何度も繰り返して言ったはずです。わたしは、お兄ちゃんがただ傷つくのをーー見ていられない。お言葉を返すようですが、自分の友達が目の前で傷つくのに耐えられないのはーー何も、お兄ちゃんに限った話じゃあないんです」

  • P.118 千賀ひかり

「最近は随分とご無沙汰ですけれど、わたし、男の方にリラックスしてもらうっていうか、すっきりしていただくの、得意なんですよ」

  • P.136 玖渚友/いーちゃん

「お前がこのまま、無事に玖渚機関に戻れてさ。ぼくが、今巻き込まれてるくだらないいざこざから、無事に生還することができたらさ」
「何?」
「結婚しようぜ」
「ぶほっ! 」

ネコソギラジカル下
  • P.52 玖渚友

「いーちゃん、きらい」

  • P.53 語り部

玖渚友の友は、フレンドの友

  • P.57 語り部

さようなら、玖渚友。
お前は死ね。
ぼくは、お前を殺して生きる。

  • P.144 語り部

人類最強の請負人の言い訳が始まった!

  • P.194 十三階段メンバー

セカンド・架城明楽。
空間製作者・一里塚木の実。
ドクター・絵本園樹。
架空兵器・宴九段。
刀鍛冶・古槍頭巾。
操想術師・時宮時刻。
人形士・右下るれろ。
暗殺者・間口濡衣。
殺し屋・澪標深空。
殺し屋・澪標高海。
不協和音・ノイズ。
病毒遣い・奇野頼知。
橙なる種・想影真心。

  • P.273 哀川潤

「ーハッピーエンド以外は認めねえっつーの」

  • P.328 語り部

完成品としての真心では、未完成の哀川潤には、敵わない

  • P.371 玖渚友

「あ。おかえりなさい、いーちゃん」

  • アトガキ

作家にとって、自分で作ったものは、どんなものでも最高傑作であると同時に大失敗作であり、つまりは永遠に完成しない未完成を作り続けているようなものなのですけれど、でも、衝動に任せて打鍵してきた戯言二百万文字が、それ以上またはそれ以下の数字として受け取ってもらえれば、望外の喜びです。