ハッピーエンド以外は認めねえっつーの
戯言シリーズ最終巻。ネコソギラジカル完結編。
玖渚友はどんなことがあっても物語の最後のピースであると
クビキリサイクルの時から確信していたのに
ネコソギラジカル下の前半、玖渚とのやりとりのせいで
最後とは玖渚ではなく、零崎人識もしくは面影真心ではないかと
思ってしまった。
この時点で哀川潤については歯車が噛むことはあんまり期待していなかったし
狐ちゃんは敵というところで決着を付けるだろうと思っていたんだが。
やっぱり哀川潤なんだなあ。狐ちゃんと一緒にいるときは何もしてなかったけど
やっぱり人類最強なんだ。
狐ちゃんとの対決から4年後のエピソードにすぐ入ってしまって
エピローグみたいなこと全然やってないんだけど
いーちゃんとしては周りにみんながいて、隣に玖渚がいて
これほどない勝利なんだなあ。
これにて戯言シリーズ完結したわけなんだけど言葉遊びに踊らされたせいなのか
全然理解できていないところが結構ある。俺が読み取れていないだけかもしれないけど。
伊吹かなみだった人の伏線は最後に哀川さんが言ってた偽物ってやつなのかな。
玖渚友の話最後もうちょっとほしかったが。
結局誰が生きてだれが死んでをはっきりしてほしかったかなあ。いーちゃんの戯言のせいでころころ覆る。
ミスリードされるのが好きな(マゾ?)俺にとってはこういう作品はとても好み。
用語集ザレゴトディクショナルでいろいろネタバレというか真相書いてくれてるみたいなので
そっちでちょっと理解を深めるとするか。
維新は最終巻のアトガキにまで言葉遊びいれてきやがってこいつは真性だな。
作家にとって、自分で作ったものは、どんなものでも最高傑作であると同時に大失敗作であり、つまりは永遠に完成しない未完成を作り続けているようなものなのですけれど、でも、衝動に任せて打鍵してきた戯言二百万文字が、それ以上またはそれ以下の数字として受け取ってもらえれば、望外の喜ぴです。
完全燃焼!西尾維新!!