MIND≒0 クリア感想

MIND≒0で一番印象に残っていたフレーズが「これペルソナだ」というもので、アトラスから発売されているペルソナシリーズとよく似ているというのがプレイする前に持っていた知識。
俺は「ペルソナ4 ザ・ゴールデン」(以下P4G)しかプレイしていないので比較対象がP4Gになってしまうけど本当にペルソナだった。

ペルソナっぽかった部分

  • 登場人物の構成
    • 主人公と学友はまあよくある構成だからいいとしても、それをマークしながら事件を追う刑事と若いヘタレ刑事ってP4Gそのものだよなあ。
  • マインド
    • 設定こそ違うものの性質は結構似ているような気がするマインドとペルソナ。
  • BGMの雰囲気
    • 特にショップに訪れている時に流れているBGMが本当にペルソナのようだった。
    • ペルソナの音楽は少々癖というか特徴があってうまく言い表せないがペルソナっぽさがある。それに非常に似ていた。
      • ゲームはP4Gしかプレイしていないが、サウンドトラックはペルソナ3の物も持っている。
  • アンダーテイカーの店
    • マインドを契約する際に訪れる場所であるがP4Gでいうベルベットルームのような雰囲気がある。

ストーリー

また、本作はハッピーエンドではない状態でストーリーは終了。まだまだ解決していない問題もあるしそもそも「This is only the beginning」と表示されて終わるのだから当然続編を期待するものだが現在続編は未定。
伏線を残すだけ残して終わってしまうのだから当然気になるしと思っていると開発者へのインタビューを目にした。
『MIND≒0』は本当に“未完”なのか!? ソフト発売から1週間後、開発元にネタバレありの緊急インタビューを敢行! - 電撃オンライン

ただし、今回登場した慧や燈月たち以外にもMIND使いは存在しており、そういった意味ではまだまだ“MIND”を取り巻く事件は“未だ完結していない”……つまり“未完”だととらえることもできると思います。

完結させるつもりがあるのであればこのような言い方はしないと思うが。
余程声が大きく無い限り続編の制作はなさそうな気がする。

面白い設定も結構あったと思うしキャラクターのイベントも本作中には少ししかなかったので、作り方次第ではもう少しボリュームのある作品になったのではないだろうか。
本作では章毎にストーリーが進行していくがイベント部分は少なくほとんどがダンジョン探索に充てる時間になる。
ボリュームというのはプレイ時間とは異なる指標で、長いダンジョン、長いロード時間でプレイ時間が増えようとボリュームは増えないし満足度も増えないのである。

キャラクター

キャラクターの中では琴音が一番好みであった。メガネをかけたキャラを好きになることは少ないがどこか放っては置けない感じと芯はしっかりしている感じがよかった。
あえて述べておくとメガネキャラは好きではないことが多いが、それはメガネをかけているからではなく、メガネをかけているキャラクターは総じて俺の嫌いな性格になることが多いからだ。