本作は「記憶の欠片」を集める探索パートとアドベンチャーパートで構成されている。
まず、探索パートについては2Dマップを歩いてアイテムを集めるただそれだけのモード。
マップについてはこのような感じ。
これは比較的序盤のマップなのでそれほど複雑ではないが、後半マップの形が結構複雑になる。
このモード自体への不満はひとまず置いといて、操作性に対する不満。
4方向にしか移動できない為非常に移動にストレスが溜まる。後半マップは道がまっすぐでないことが多いので特にそう。
アナログスティックでの操作であればもう少しマシだったかもしれないが十字キーのみ対応。
アドベンチャーパートについては内容の大半が、前作「XBLAZE CODE:EMBRYO」の内容。
EsルートをEs視点で冒頭から最後まで。
加えて前作のエンディング部分より先の部分が若干描かれる。
Es視点になることで新しい発見があるかと期待していたが特に大きな発見はなかった。
Esの心情がわかるようになったが、感情を持たないホムンクルスが感情を持ち始めたという設定から
そんなに複雑な思いを抱いているわけではないことは容易に想像ができたしその想像を超える内容は存在しなかった。
そもそも、ほぼほぼ前作の内容を見るためにわざわざ探索パートで記憶の欠片を集めるのは納得できない。
今回は前作プレイ後すぐにプレイを開始しているので尚更。
「XBLAZE LOST:MEMORIES」というタイトルであるがプレイヤーが「LOST:MEMORIES」していることを想定しているのではないだろうか?(苦笑)
頑張ってよかった点を探すと前作のストーリーを解説する場面があって全部答え合わせするのかな?と思ったが一部分のみ。
そして本作追加部分のキャラクター「フリークス」についても軽く触れるだけで掘り下げてくれず、折角前作からいるリッパーが絡んでいるのに資産を活かすつもりがない。
結局本作では何をしたかったんだろうか?探索パート?
全体的にとてもがっかりな作品。