爽海バッカニアーズ! プラチナトロフィー取得 感想/レビュー

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乙女ゲー強化週間ということで本日の乙女ゲーはこちら。

冒険家を目指すリアンが港町の冒険者ギルドに登録すると仕事をするには船が必要だという。
船の調達を画策しているさなか力を貸すと海賊、海軍両方から勧誘を受ける。
リアンはどちらを選ぶのか。それとも...

主人公の名前は変更不可。

リアンはウィリアム・ドレイク(以下ドレイク)の娘であることがわかり最終的にはドレイクの宝を目指して小競り合いを繰り返すので必然的に戦闘パート、探索パートが多くなっていく。
その為、恋愛要素はかなり薄め。そもそも、男装している影響でジェイク、フレデリックには男と思われてるので尚更そういう展開に発展しにくい。(途中気づいてからはスムーズ)
そもそもリアンのCGもとても少ないし本当に冒険をメインにシナリオ書いたんじゃないかと思う。

作中でもクレイヴルートで出てくる本の感想を言い合う場面で

今回から急に女性の登場人物が増えたじゃないですか。
それで、恋愛要素が鼻についちゃって。

「海原と鷹」に読者が求めているのはやっぱり冒険の部分だと思うんですよ。

これを頭に入れながらこのシナリオ書いたんじゃないかと思うくらい。

リアンがドレイクの娘であることは物語終盤で明らかにされるのだが、プレイヤーに対しては露骨にアピールしてくるので何のサプライズでもない。
むしろドレイクの娘であることを最初からバラした状態でも面白かったんじゃないか?
そうなれば、ドレイクの娘に近づいてくる輩はたくさんいるだろうし、私はドレイクの娘である前にリアンだよ!リアンとして私を見てよ!みたいな展開もあったかもしれない。

前述の通りドレイクの宝の話が多くなるが、エミリオ、ディーンは他に因縁があり、レナードはそもそも海賊と海軍に頼らないルートでそれ以外の話があるので他ルートよりも良いかもしれない。

ただやはり全体的にはバークワース、オーガスタス、サディアスが敵っていう大前提は変わらないので少々残念。
バークワースルートあったらめちゃくちゃ面白そうじゃん。ドレイクの秘宝を手にして戦争をしかけていったり。
たまには羽目をはずしたルートも見てみたかった。

各ルートそんなに優劣はなかったんだけどキャラクターとしてはジェイクが好きかな。
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ただ19歳っていうのがどうも違和感が。もうちょっと年齢上のほうがより良かった。
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サブキャラだとフレデリックの弟達が可愛すぎたね。

少し独特なシステムとして、本編中で獲得した話題でキャラクターと会話できるシステムがあるがあまり効果的に使えてない感じ。
これなら選択肢と変わらないんじゃないかと。辞典ぽく海賊系の知識を教えてもらえたほうがよかったかも。

一番良かったのはシステムセーブのタイミングが常時なので、システムセーブされるタイミングを気にしてゲームやめたりしなくていいところ。
あとシナリオチャートがめちゃくちゃ便利。選択肢がどこにあるかもわかるしどっちを選んでルートをプレイしてたかもすぐわかる。
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あんまり乙女ゲーっぽさはなかったので男がやるのには向いているのかも。
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