「繋いだ指を解く勇気、ありますか?」
ナンバリングはなくなりましたが実質メモリーズオフシリーズ7作目。
俺としてはメモリーズオフ6 T-waveとNRをやっただけなので2作目ですね。
ストーリーは結構重い感じ。まあこれこそメモリーズオフって感じなのだと思いますけど。評判によるとですけど
ヒロインは5人。メインヒロインはちなつと霞。
サブヒロインである織姫先生とリサと詩名をクリアするとちなつ/霞√が開放される。
プレイ時間は25時間ほど実績はコンプリート。誕生日起動のやつはさすがに時刻設定で解除しましたけど。
攻略した順番はリサ→詩名→織姫先生→霞→ちなつ
シリーズ定番の稲穂信と後継者の佐賀亨も出演してます。
各ヒロインのトゥルーエンドでキャストコメントがきけ、全エンディングクリアで稲穂さんと亨のキャストコメントきける。
リサ・ケイシー・フォスター
「頑張ろうと思えるのは笑顔のためなんですよ」
リサ√というかちなつ/霞共通√に入るまで誰しもが味わうものだとおもうのですが
ちなつが報われなすぎてすごい心が痛いです。
特にリサ√と織姫先生√はすごくてもうこころが痛くて小さい声で叫んでました。
ちなつ!ちなつ!ちなつ!ちなつぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!
閑話休題。
リサ√はちなつのことが辛いっていうのが一番でした。(おいおい
一つ気になったところは、千代子の家がリサのホームステイ先のCGと一緒なんですね。
これなんかあると思ったんですけどなんもなかったですね。
鼓堂詩名
「理屈とか、頭でどうこうとかじゃなくて、もっと曖昧で……」
詩名は良くできた後輩なんですが、恋敵が大事な人っていうお決まりの気まずいパターンですね。
割と√に入ってしまうとちなつはあまりでてこないのでそこのダメージはあんまりなかったです。
ずっときにしてたことは亨がマジでやってんのかギャグでやってんのかってところで。
佐賀亨ってやつは6での人柄からするにとてもいい奴なので直樹を覚醒させるために
道化してるっていう想像は容易に推測できるんですけどタネ明かしが最後の最後まで持ち越されたので
多少疑念をもたざる負えませんでした。
しかもそのくだりがイライラするんですよね。さっさとしろと。さっさとネタバラシしろと
稲穂さんは終始絡んでることを匂わせているのだけど亨だけ突っ張っしててもまあおかしくはないですしね。
結果としては最初から信じていたとおり(え?)道化だったので稲穂さんと亨を見直しているわけです。
霞が結構絡んできていて的確なアドバイスをしていたのが印象的でしたね。
あれが裏もなく本当に女心だけっていうならすごいんでしょうけど、まあわかりやすいのか。
星月織姫
「……これは、今だけ。特別だよ。」
リサ√、詩名√を終えてメインヒロインのちなつ。霞√までは割りと平和にいけると思っていたんですけど
姫ちゃん√によって見事に打ち砕かれました。姫ちゃんの人生壮絶すぎて困る。
伏線の一つ勇気の石をもらった男の子。これはすぐわかりましたね。
姫ちゃん√はエンディングの種類が結構あって恵まれてるなあと思ったのですが全部よかったです。
トゥルーエンドもよかったですし、グッドエンド、ノーマルエンド、そしてバッドエンドも。
ちゃんと卒業してから云々のも好きですし、貧乏生活送っていくのもすきです。
ちなつといずみ二人が揃ったときの迫力が半端ないですね。シナリオにヤンデレは一人でいいのです。
姫ちゃんのセリフはだいぶ破壊力が強いのでやめてほしかったですね。
「……ごめんなさい。あきらめて……下さい……」
姫ちゃんが声を押し殺しながら言ってる時泣かされました。
結局メインヒロイン√に行くまで主人公の失われた記憶。物語の根幹についてはほとんど触れられていません。
なのにもかかわらず姫ちゃんでここまでやられるとは思っていなかったわけです。やられた。
南雲霞
「残念賞」
ちなつと霞は途中まで√が共通なのではじめにクリアした霞√で主に衝撃をうけています。
登場時、ほんとうにうざいやつであー?ってなるんですけどどんどん緩和していく感じはいいですね。クーデレ?
「残念賞」っていう言葉に目覚めた。
朝弱い女の子はとてもいいと思います。とても好きです。
メインヒロイン√であるので直樹の散々ばらまいた伏線を少しずつ回収していくことになります。
大輔、霞、ちなつ、直樹。この四人の報われなさと言ったら。
大輔と直樹の関係性。ちなつと霞の関係性。全てにおいて心が痛い。
それはそうなってもおかしくないわな。ちなつがそうなるのも。
霞√に入ってからは超絶にかわいくなりすぎてもう無理
「これは、いろんな意味でやられた」
大輔の言ってる通りです。かわいすぎ
暗号でのメールのやりとり素敵です。
天川ちなつ
「なおくんも、大切な人を笑顔にするですよ?」
直樹の元許嫁。メインヒロインであり最も登場回数の多いヒロインであろう。
スタート直後の駅での待ち合わせシーンでの天然さと語尾の「なのです」にやられた人も多いだろう(俺だよ
ちなつについて、ちょっと述べさせてもらうとカテゴライズからするとヤンデレに該当するのだと思う。
だけど俺はヤンデレという安易なカテゴライズにちなつを位置づけたくない。
今まで見てきたヤンデレの中でも彼女は特別に成り得る。
リサっちのところでさんざん書いたが、早くちなつを幸せにしてやりたくて仕方なかった。
公園での一件を乗り越えたあともちなつには問題が山積みで幸せにしてやれるまで時間がかかった。
理性をすり減らすキスがとてもかわいいし、そうなによりちなつはかわいい。
ここまで書いておいてあれなんですけど√の完成度的には霞のほうがよかったかもしれません。
あの手だけ画面にでてくる描写。あれは怖かったです。
総評
メモリーズオフとはこういうものなのかと。そう思わせてくれるような作品だったと思います。
久々に結構泣かされました。あとシナリオのどんでん返しもあって私的には好みです。
過去作から世界観は引き継いでいて今回は6の1年半後ということで6をやっている身からすると楽しめましたし、
ナンバリングを廃止して心機一転ということで新規にプレイする方でも全く問題無いと思います。
6は比較的衝撃度は少なかったのでこれがメモリーズオフ…と思い知らされました。
6の時もありましたがキャストコメントはとても好きです。これからも聞きたいです。
メモリーズオフ1〜5までもプレイしなければいけないと改めて思いましたね。
稀にみる良作いや傑作だと思うので時間が許すのであればメインヒロイン√まで攻略をしてほしいですね。