2019/05/23 追記:第86回日本ダービーは11レースです
東京優駿の出走馬が確定しました。今年の東京優駿は日曜東京11Rでの開催。10Rでも9Rでもないので注意が必要です。東京優駿が11Rで開催されるのは11年以来8年ぶり、86年以降では2度目。11年も震災の影響がなければ10Rで施行予定だったので、当初から11Rで開催となるのは86年以降初めてです。
— 中央競馬のためにならないツイート (@horsedatac) 2019年5月23日
通常メインレースは11レースで、日本ダービー以外のG1レースについても11レースに行われることが多いので調べました。
昔の名残りです。
ひと昔前は、PATもマークシートもなく、売り場のおばちゃんに口頭で「2-3 1000円」というふうに買い目を言って馬券を買っていましたし、
ふた昔前は、買い目ごとに売り場窓口が分かれていて人気の買い目の窓口には長大な行列ができていたそうです。
そんな状態でダービーや有馬記念などの大レースの馬券を売るには、発売時間を長くとるしかありません。
そのためにレースとレースの間の時間を長くする必要があり、通常1日に12Rのところを11Rや10Rに減らすという手段がとられたのだと思います。
ダービーはなぜ9R? -初歩的な質問です。日本ダービーとか有馬記念な- 競馬 | 教えて!goo
日本ダービー目当てのファンが多く現地は大変混雑するので馬券を購入する時間に余裕をもって。という回答は多く目立ちましたが上記回答が一番納得させられました。
いつからマークシートによる販売が始まったのか調べていませんが確かにマークシートがない状態での馬券の購入は想像しただけで大変そうです。
また、メインレースが11レースだと最初に述べていましたがこれにも理由があるようです。
帰りの客の分散が最大の目的だと思います。
来る時は何時間も掛けてバラバラと集まって来ますが、帰りはレース終了時に全員同時となるので、電車にしろ道路にしろ大渋滞する事になります。
当然メインレースを見たい人が多いので、メインレースを最終レースにすると、最終レース終了時に何万人という人が一気に押し寄せる事になります。
それを1つ前にする事によって、かなり減らす事が出来るでしょう。客のコントロールの例として、
歌手などのゲストを呼ぶのは、基本的には客寄せの為だと思います。
80年代半ばの入場者数が少なくなっていた時期には、昼休みにミニコンサートをやっていました。
更には午後のレース中に2回目のミニコンサートをやったりもしていました。
とにかく人を集めたいって感じでした。
ところが90年代のブームで入場者数が増えて来てからは、最終レース終了後にミニコンサートをやる事が多くなりました。
こっちは少しでもバラけさせたいって感じでしょうか。
この例からも、JRAが帰りの客の分散を考えている事がわかると思います。その他考えられる事としては、メインは何処に置いても売上げはそう変わらないけど、最終に組まれるような条件戦は早い時間に何となくやってしまうよりも、最終に置いた方が売上げが伸びるのではないでしょうか。
メインで儲けてもういっちょうという人や、損してこのままでは帰れないという人、最後にもう1つあるとついつい買いたくなってしまう人、そういう心理を利用して、第8レース辺りなら買わないようなメンバーのレースでも、最終だと思わず買ってしまうって事もあるのかもしれません。トータルではこっちの方が売上げが伸びるのでは。
ただこれは全くの想像で、数字的な根拠はありません。ちなみに外国では、1つ前どころか、真ん中辺りでいきなりメインって事も多いようです。
メインレース -初めて質問いたします。競輪や競艇のみならず、プロレス- 競馬 | 教えて!goo
現在のJRAが開催する競馬では1日12レース行うためその1レース前である11レースがメインレースになっているようですね。
確かにメインレース目当てに来場している方もかなりいると思うので効果はありそうですね。
いよいよ、明日は競馬の祭典「日本ダービー」。
競馬を始めてから初めての日本ダービーを楽しみたいと思います。