WHITE ALBUM2-幸せの向こう側- closing chapter 風岡麻理ルート 感想

…本当にお前は理論武装だけは完璧だな

俺は、またあの日のように空港で飛行機を、彼女を見送ることにならなくて本当に良かったと思っている。

麻理√。今までの個別√の中で最もすれ違い度が高い印象を受けた。
他√でもそれだけはやめろっていう事を散々やられて来たけど今回は更に上を行かれた感がある。
これこそ「常に1歩先を行っている」ってことなんだろうか。それとも俺が1歩遅れているだけなんだろうか。

雪菜と麻理さんと約束をした日の時点で「もうやめてくれ」状態になっていたっていうのに。
雪菜が3年前のこの日について真相を告白したのは単にはぐらかす為なのかそれとも他に真意が。
ただのはぐらかしだったとしても春希とプレイヤーにとってはとても痛い。
武也がスキー旅行の誘いで部屋に来た時はもう既に心折れてた。絶対に被せてくると思ってたから。
今回は雪菜だけじゃない。「closing chapter」で初めてかずさが物語に絡んで来たと思ったら麻理さんに重ねてきてトラウマまでトレースさせ始めてもうさ許してやれよ。

「それも、たまたま今日雪が降ったってだけの理由で!」
「だとしても…それが運命なんだよ…私たちの」

たまたま雪が降った。そうなんだよ。本当にそうなんだよなあ。

エピローグ。ただで終わらせてくれないのはやっぱりWHITEALBUM2が傑作と言われ続けている要因の1つであると思ってるし今回もとてもいいプレイヤー(俺)の予想を見事に打ち砕く結末で「そうくるかあ」と言うしかなかった。


散々泣いたのにこれでまだトゥルーエンドみてないんだから恐ろしい。