20歳の自分に受けさせたい文章講義読了

伝わる文章を書きたければ、絶対にオレンジジュースだ。

文章講義系の本を読むのはこれが初めて。きっかけはどこかのブログの書評記事を見て存在を知り、文章への苦手意識改善へのアプローチになればということで購入をしてみた。

本書で、とても良かったと思う点についてあげさせてもらいたい。

1.太字に装飾されている文章が全部いい

冒頭でも触れたように、文章講義系の本を読むのは初めてなのでこの本に限ったことではないかもしれない。
太字に装飾されている文章は、例えるのであれば学校の授業であれば「ここは、試験に出るから覚えておくように」といえる重要な部分。
断定的に結論を述べている事が多いのだが、なるほどなあと思わせられたところが多かった。

2.講義のまとめ

講義は全4講。各講義終了後に「講義のまとめ」という要点のみ箇条書きで書かれたページが挟まれている。
一度、文章を最後まで読んでどれくらい理解することができているだろうか。
まず、全てを理解する事はできていないだろう。その理解を深めるためにこのまとめはかなり有用。

3.豊富なサンプル

筆者によるサンプル文章が解説と非常にマッチしており理解する助けになってくれている。

また、講義の前にあるガイダンスで「そもそも文章とはなんなのか?」がある。
私が、悩んでいる事柄はほとんどガイダンスを読むことで解決策を導き出せたように思う。
興味が少しでもあるのであればとりあえずガイダンスに目を通してみるのはどうだろうか。

書くこととは、考えることである

P.15で書かれているように、考え方に関しての内容もかなりあり意識が変わったというか影響される考え方がかなりあったように思う。


一度読んだだけで文章が上達するなんていうことはまずないのだが、繰り返し手に取り自分の書いた文章と照らし合わせながら実践していければと考えている。

P.275

自分はどんな人間なのか。自分はどこにいて、なにを思い、なにを大切にしているのか。
その思いを誰に伝えたいのか。書かないことには「ぐるぐる」は晴れない。書くことで答えを探しに行こう。