PSVita版 双子座のパラドクス プラチナトロフィー取得 感想/レビュー

"双子"のダブル主人公でザッピングしていくシステムと「コットンソフト」の生い立ちを合わせて考えると「Scarlett」を思い出した。

シナリオ

TRUEルートまでは伏線張りっぱなしが多くて最後に一気に回収するパターンだった。
その為、各キャラENDが終わった段階では盛り上がりに欠けていたが(伏線回収してないからそりゃそうなのだが)
ハルが総一に対してオブジェクト・リーディングしてアルフレッドとエドワードの話が終わった後で一気にきた。
本当の双子じゃないというのまではある程度想定していたんだけどまさかね。

一番好きなタイプの伏線回収だったのでプレイできて満足度高い。
ただ、ザッピングだけでも情報過多なのに世界線移動も相まって状況の変化についていくのが大変だった。

折角特能科で特殊能力を使える人間が複数いたわけだからもう少し戦闘向きな能力を使いこなせる人がいるとよかった。
戦闘シーンがいくつかあるが、全てただ肉弾戦をしているだけで殴ったら勝ちなので単調になってしまう。
パイロキネシスの暴発や副会長の電撃があったのだから味方陣営にもそういう戦闘向きな能力がほしかった。

あと、終盤テスラの能力の扱いがあんま重要視されてなくて普通の過保護な少女扱いでなんで守ってたんだっけ?と少しなった。

キャラクター

千ヶ崎先生と副会長はヒロインやれるだけのスペック持ってるでしょう。ルート欲しかった。
ヒロインとしてはナツ、ハル、蒼となるけどこの中だと蒼が一番好きかな。
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やたらポンコツアピールしてるとき、最後の同士討ちはあまり好きではなかったけどそれ以外は好み。

ハルと蒼の揺らす演出は正直いらなかった...

「コットンソフト」好き。