SSDを購入する時に知っておきたい転送速度の見方

最近ではHDDの代わりにSSDを搭載したパソコンも増えてきましたね。
SSDはHDDよりも転送速度が早いという利点があるので移行したいという人も多いんじゃないでしょうか?
でも、いざSSDを買うとなるとたくさん種類があるしどれを買ったらいいのかわからない人や、
SSDを使っているけど転送速度があまり早くない!みたいな人は次の事を再確認してくみるといいと思います。

SSDの転送速度

SSD製品毎に転送速度の最大値が決まっています。

Amazon.co.jpで売上ランキング1位になっているSamsungのSSDを見てみましょう。

ページ上部に性能の記載がありますが注目すべき部分はこの部分です。

シーケンシャル:読み出し540MB/s, 書き込み520MB/s

次に私も使っているCrucialのSSDを見てみましょう。
[asin:B00S1V3FZC:detail]
同様にページ上部に転送速度の記載があります。

シーケンシャル読み取り : 555 MB/s
シーケンシャル書き込み : 500 MB/s

Samsung Crucial
読み 540MB/s 555MB/s
書き 520MB/s 500MB/s

このようにCrucialの方が読み込みは早いけど、書き込みはSamsungの方が早いという特徴があります。
もちろん数字が大きい方が速度が早いので早いほうがいいという人は考慮してSSDを選ぶと良いでしょう。

接続するパソコン側の速度

SSDを購入してパソコンに接続する方法はいくつかありますが普通はSerial ATA(以下SATA)で接続を行います。
自分でパソコン組み立て等したことがなく外付けHDDなどを使用している人には馴染みがないかもしれませんが、
パソコンに内蔵されているSSDやHDDは基本的にSATAで接続されています。

こういう端子のケーブルを使用するのでもしケーブルがないのであればSSDと一緒に購入すると良いと思います。

ここで厄介なのがSATAには規格が2つあり比較的新しい規格であるSATA3とSATA2が混在している可能性があります。
最近のパソコンであればSATA3で統一されている場合もありますが、少し前のパソコンを使っている場合や
比較的安価なパソコンを使っている場合にはSATA2の場合があります。

問題になってくるのは規格毎に最大転送速度が異なります。

SATA3 SATA2
600MB/s 300MB/s

パソコンのパーツであるマザーボードの種類がわかれば調べることは簡単ですが、わからない場合はメーカー製品ページなどで確認するとわかるかもしれません。

先ほどSSDの転送速度の話をしましたが、実際に出る最大転送速度はパソコン側の転送速度とSSDの転送速度の低い方に合わせます

その為SamsungのSSDを接続していてもSATA2のポートと接続していると最大で300MB/sしか性能がだせなくなってしまいます。
それならもっと転送速度は遅いけど安いSSDを購入するなどいろいろと選択肢が増えてきます。
例えばSanDiskのエントリーSSDなど。(少し安い程度なんですけども。それだけ高性能なSSDが安くなっているということです)
[asin:B0114R24LK:detail]

まとめ

SSDの最大転送速度とSATAの転送速度について説明しました。今回はSATA3とSATA2の話でしたが、今後新しい規格が登場した際には同じような状態になるかもしれません。
少しでもこのようなことが頭にあればスムーズに新しい製品を購入することができるかもしれません。